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テスト設計コンテスト'21
 - U-30クラス 参加要項・審査基準

テスト設計コンテスト'21 U-30クラス参加お申込み受付は終了いたしました。
多くのご応募をいただき、ありがとうございました。

U-30クラス 参加要項

U-30クラスは、若い世代向けに2017年度から新設されたクラスです。
実務ではまだテスト開発を一気通貫で実施した経験がない技術者などに対して経験を積める場を提供しています。 そのため、OPENクラスの独創的や新規性といった側面よりも、チュートリアルで説明していることをしっかりとやりきる基礎を積んでみたいという方をターゲットとしています。
また、技術者を育成する場や技術者が自己研鑽を積む場として活用していただくため、審査員による査読コメントが成長につながるフィードバックとなるように努めています。
実行委員・審査委員一同、多くの方のご参加を心待ちにしていますので、ふるってご参加ください。

◆参加条件

  • 2021年4月1日時点で全員が30歳以下で構成されるチームであること
  • チームを構成するメンバーの数は、最小1名から最大8名までとする
  • 同一人物が同一クラスの複数チームに参加することは認められない

◆参加カテゴリおよび参加登録料

参加を希望するチームは、次の2つのカテゴリのいずれかを選択して、参加登録してください。
なお、以下の注意事項について、あらかじめご了承ください。

  • 参加申込数が想定を大きく超えた場合に、何らかの措置をとる場合があります
  • 上記の措置によって参加できない場合や規約に示したケースを除き、いかなる理由においても返金はできません
  • 応募およびコンテストに係わる交通費、宿泊費等の旅費、通信費、設計製作・資料印刷等に係わる諸経費は参加者の負担とします。
<企業・学校法人チーム>

企業・学校法人等の団体で参加されるチームは「企業・学校法人チーム」を選択してください。

  • 参加料:
    • チームの人数にかかわらず、1チームにつき、55,000円(税込)
  • 特典:
    1. 前回コンテスト決勝戦進出チームの成果物を提供
    2. 発表資料等へ法人名、記号・学校等のロゴを使用可能
<一般チーム>

企業・学校法人等でない団体や個人で参加されるチームは「一般チーム」を選択してください。

  • 参加料:
    • チームの人数にかかわらず、1チームにつき、5,500円(税込)
  • 特典:
    1. 前回コンテスト決勝戦進出チームの成果物を提供
      注: 一般チームは、法人名および企業・学校等のロゴを使用できません。ただし、本コンテストのために構成したチーム名などのマークを載せることは問題ありません

U-30クラス コンテスト参加お申込み

テスト設計コンテスト'21 U-30クラス参加お申込み受付は終了いたしました。
多くのご応募をいただき、ありがとうございました。

◆参加登録は必ず以下のコンテスト運営規約を一読し、同意の上お申込みください。

【テスト設計コンテスト運営規約のダウンロード】(2020年3月28日更新)
https://aster.or.jp/business/contest/doc/contestrule.pdf

◆コンテスト運営規約に同意されましたら、代表者の方は誓約書を作成し、直筆で署名してください。エントリーシート提出後に、誓約書も提出いただきます。

◆参加登録のために、エントリーシートに必要事項を記入の上、申し込みサイトよりアップロードしてください。
申し込み締め切りは、2021年4月19日(月) 5月10日(月)です。

エントリー受付後、テスト設計コンテスト事務局より、受領日の翌5営業日以内にチームID、誓約書の提出方法、参加区分に準じた参加登録料のお支払方法についてのご連絡を差し上げます。(参加登録料は、銀行振り込みとなります。)

エントリー完了後は上記のコンテスト運営規約に同意いただいたものとみなします。

【エントリーシートのダウンロード】
https://aster.or.jp/business/contest/doc/entry_sheet_2021.docx

【エントリーシートの記入例】
https://aster.or.jp/business/contest/doc/entry_sheet_2021_Sample.docx

【誓約書(送付用)のダウンロード】
https://aster.or.jp/business/contest/doc/pledge.pdf

【誓約書(記入例)のダウンロード】
https://aster.or.jp/business/contest/doc/pledge_sample.pdf

◆ご注意
  • エントリーシートのアップロードのみでは参加登録完了となりません。アップロード後、参加区分に準じた参加登録料の受領を以って参加登録完了といたします。
  • チームID発行後のご連絡の際には、必ずチームIDの明記をお願いいたします。

※テスト設計コンテストエントリーシートにご記入頂いた内容は、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会の個人情報保護規程に基づいた目的以外には使用いたしません。

U-30クラス テストベース

テストベースは次の2つです。

(1) 「話題沸騰ポット」

テスト対象の要求仕様を記述したテストベースです。以下よりダウンロードしてください。

NPO法人 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会 (SESSAME)
「話題沸騰ポット要求仕様書 (GOMA‐1015型) 第7版」
http://www.sessame.jp/

※本テストベースは組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会 SESSAME様にご提供いただきました。

(2) 「ASTER U30 テスト設計コンテスト テストプロジェクト要求補足書」

要求仕様を補足するテストベースです。以下よりダウンロードして下さい。

【テストベースのダウンロード】
https://aster.or.jp/business/contest/doc/ASTER_U30_tdc_supplement_V4.pdf

U-30クラス 予選での提出物

参加登録を完了した後、指定の期日までに下記の成果物をご提出ください。すべてが審査の対象になりますが、成果物0~4まではテスト依頼元への納品物を想定して作成してください。これらが審査の主な対象となります。

テスト依頼元は、プロジェクト内、部門間、会社間など、自分達で設定していただいてかまいません。ただし、テストベース補足書で示す、テストプロジェクトの組織体制を逸脱しない範囲とします。

また、テストレベルについては、テストベースやテストベース補足書から作成できるものを想定してください。。

以下、各成果物について説明します。

成果物0: テスト開発プロセス及び成果物の全体像を示したもの

提出いただく成果物がどのようなプロセスのものに作成されたかが分かる、全体の流れが俯瞰できる資料を作成してください。

  • 規定ページ数:
    • 最大2ページ以内に納めてください
  • 想定しているもの:
    • PFD(Process Flow Diagram)などプロセスと成果物の関係がわかるもの
    • PFDに限定しません。そのほかの記法でもかまいません

成果物1: テスト要求分析の成果物

今回のテストで行うテスト観点の一覧を示した成果物を提出してください。テスト観点は、JSTQBのテスト条件[*1]とほぼ同一のものととらえて問題ありません。

  • 規定ページ数:
    • 最大で10ページ以内に納めてください
  • 想定しているもの:
    • テスト観点の一覧
      • 例: テスト設計仕様[*1]、テスト観点の一覧表、マインドマップ、NGTなど
    • また、それをどのように導いたのかの説明

成果物2:テストアーキテクチャ設計の成果物

今回のテストの全体像をわかりやすく整理した成果物を提出してください。

  • 規定ページ数:
    • 最大10ページ以内に納めてください
  • 想定しているもの:
    • テスト観点の全体像をなにがしかの関心事に沿ってモデル化したもの
      • テストコンテナの関連性を示した図、FV表、ゆもつよマトリクスなど
    • また、なぜそのような構造にしたかの説明

成果物3: テスト詳細設計の成果物

実際にテストを行うテストケースを記載した成果物を提出してください。

  • 規定ページ数:
    • 最大10ページ以内に納めてください
  • 想定しているもの:
    • テスト設計技法などによって作成されたテストケース群
      • 例: テストケース仕様[*1]
    • また、テストケースのカバレッジについての説明

成果物4: テスト実装の成果物

テストケースを実行可能な状態に実装した成果物を提出してください。

  • 規定ページ数:
    • 最大10ページ以内に納めてください
  • 想定しているもの:
    • テストケースを実行可能に落とし込んだ(手動/自動)スクリプト
      • 例: テスト手順仕様[*1]
    • また、テスト手順の想定実行時間についての説明

成果物5: アピールシート

アピールシートは以下の指定フォーマットでのご提出をお願いします。

【アピールシートのダウンロード】
 https://aster.or.jp/business/contest/doc/appeal_sheet_u30_2021.docx

なお、提出いただいたアピールシートは、Webや予稿集などで一般公開することがあります。 ご了承ください。

ファイル形式について

すべての成果物は、以下のいずれかのファイル形式に限定します。
  • PowerPointファイル(ppt, pptx)
  • Excelファイル(xls, xlsx)
  • Wordファイル (doc, docx)
  • PDFファイル(pdf)
  • 画像ファイル(jpg, jpeg, png)
  • テキストファイル (txtなど)

ファイル名について

ファイル名は以下の規則にもとづいて命名してください。

<チーム名>_成果物<0~6>_<成果物カテゴリ内の固有ID>_<内容を表す名前>.<拡張子>

  • チーム名にスペースがある場合は、"_"(アンダースコア)に置き換えてください
  • 成果物カテゴリ内の成果物がひとつの場合は、固有IDは不要です

チーム名が「Team テスコン太郎」の場合の例を以下に示します。

  • Team_テスコン太郎_成果物0.docx
  • Team_テスコン太郎_成果物1_001_aaaaa.docx
  • Team_テスコン太郎_成果物1_002_bbbbb.pdf
  • Team_テスコン太郎_成果物2.docx
  • Team_テスコン太郎_成果物3_001_xxxxx.docx
  • Team_テスコン太郎_成果物3_002_yyyyy.xlsx
  • Team_テスコン太郎_成果物4.xlsx
  • Team_テスコン太郎_成果物5_アピールシート.xlsx
  • Team_テスコン太郎_テスト設計補助資料 ←フォルダ名

成果物の提出方法

指定の期日までに、すべての成果物ファイルをZIP形式にまとめ、受付システムより登録してください。

  • 規定ファイルフォーマット:
    • ZIP形式
  • 規定ファイルサイズ:
    • 最大で30MBまで
  • 規定ファイル名:
    • <チーム名>_成果物.zip

[*1] 用語の定義はJSTQB ソフトウェアテスト標準用語集 日本語版を参照してください

U-30クラス 決勝戦での提出物

予選を通過したチームは、決勝にむけてプレゼンテーション用資料を作成してください。
また、予選時に作成した成果物(0~5)を更新するかしないかを選択できます。決勝戦の指定期日までに提出してください。

  • 予選の成果物を更新しない場合
    • 提出後の成果物アップデート作業は不要です
    • 決勝戦のプレゼンテーションによる点数変更以外に、点数の変更は起こりません
    • プレゼンテーション用資料のみを提出してください
  • 予選の成果物を更新する場合
    • 予選で受けた審査員コメントを考慮して更新できます
    • 更新履歴も審査対象になりますので、更新内容と変更箇所を明らかにしたうえで更新してください
      - なお、更新履歴のフォーマットは自由です
    • 更新した成果物、変更履歴、プレゼンテーション用資料をZIP形式にまとめて提出してください

成果物6: プレゼンテーション用資料

テスト開発の内容を説明したプレゼンテーション用資料を作成してください。決勝では、このプレゼンテーション用資料を使ってプレゼンテーションを行っていただき、プレゼンテーション技術点が最大15点付与されます。

  • 規定ページ数:
    • ページは規定しませんが、発表時間15分程度のボリュームとしてください
  • 想定フォーマット:
    • PowerPointもしくはPDFファイル

※テスト設計コンテスト'21 U-30クラスはオンラインでの開催を予定しておりますため、従来実施していた資料の印刷は不要となります。

U-30クラス テスト設計コンテスト審査基準2021

◆予選および決勝戦の成果物審査

■テスト妥当性点(20点)

  • 指定されたテストの目的に対して成果物は妥当か
  • 指定されたテストの制約(工数、リソース、テストレベル、テストタイプなど)を満たしているか

■テスト要求分析・テストアーキテクチャ設計点(20点)

  • テスト要求分析・テストアーキテクチャ設計レベルでテストすべきこと(テスト観点)が考慮されているか
  • テスト観点がすべて盛り込まれているか
  • テスト観点が適切な粒度で表現されているか
  • テストレベルやテストタイプ、テストサイクルなどを用いるなどして、テストの全体像が把握しやすいか
  • テスト対象やテスト目的など、テスト観点間の関係が分かりやすいか
  • テストの厚みやバランスが考慮されているか
  • テストスコープが明示されているか、明示されたスコープは妥当性があるか
  • テスト対象に関する仕様やドキュメントの問題を指摘できているか

■テスト詳細設計・実装点(30点)

  • 特定のテスト観点において、テストケースが十分に記述されているか
  • 選択したテスト観点が適切か
  • テストケースの構造が適切に表現されているか
  • テスト詳細設計・実装のための適切なテストの技法や記法を用いているか
  • 網羅性やピンポイント性は適切に考慮されているか
  • リスクを考慮した優先順位付けが行われているか

■工程間一貫性点(10点)

  • テスト要求分析・テストアーキテクチャ設計とテスト詳細設計・実装の間のトレーサビリティが取れているか
  • テスト要求分析・テストアーキテクチャ設計とテスト詳細設計・実装のバランスが良いか

■文書点(20点)

  • 文書の情報量は適切か
  • 文書の構造は適切か
  • 文書の論理性は高いか
  • 文書は分かりやすいか(正確な情報が速やかに伝わるか)
  • 文書の説得力は高いか
  • 文書体系が示されているか
  • 文書の保守性を考慮しているか

■総合点(20点)

  • 技術レベルが高いか
  • 独自性は高いか
  • 新規性は高いか
  • 発想は豊かか

◆決勝戦のプレゼンテーション審査

■プレゼンテーション技術点(15点)

  • 内容、表現手法、そのほか特別点

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